ビーガン・アスリートYoshiのトライアスロン挑戦ブログ

2017年の夏からトライアストン挑戦を目指して持久系のトレーニングを始めました。年齢が50代に至るまで運動経験はほぼゼロに等しい状態でしたが、およそ半年のトレーニングでロードバイク平均100km(1日の最大走行距離は200km)、2日に一度の20Kランが可能な状態まで徐々に身体能力が向上してきました。スイミングはまだ基礎練習で足踏みしている状態なので、まだまだレースに参加するレベルではありません。

これまでのこと(5/5)

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前置きがやや長くなってしまったが、マクロビと決別して以降、ローフードを自身の食生活に据えている。より詳しく言うと「低炭水化物の生菜食」となるだろうか。生菜食なので米やパスタは食べない。けれども切り替え後3年間ぐらいは少量のパンを毎日食べていた。2018年3月まで住んでいた京都・大阪には素晴らしく美味しいブーランジェリー(パン屋さん)が東京に比べて圧倒的に多いので、少量のパン(バケット類)を食べる事を楽しんだからだ。しかし、パンも2017年の夏に常食を中止した。そして、すぐに驚く変化が訪れた。

グルテンフリー」という言葉を耳にされた方は多いはずだ。私の場合も小麦に含まれるこのグルテンを辞めた事で例えるならば車のエンジンをロケットエンジンに載せ替えたほどの効果を感じた。グルテンを辞める以前、猫好きの猫アレルギー(猫喘息)持ちの私は、もしもに備えて気管支拡張剤(メプチン・エアー)が手放せなかった。春は花粉症で5月ごろまで目鼻がボロボロになった。今は猫とどんなに濃密なコンタクトをしても私の気管支粘膜は無反応で、何十年も苦しんだ花粉症からも完全に解放されている。

既述の通りマクロビ食時代には花粉症、猫アレルギー、冬場の肌荒れ、冷え、食後の眠気、日中のだるさ、疲労感、身体の凝り、肥満、耳鳴りなどの未病的な不調から解放されることはなく、むしろ加齢と共に悪化していた。食事を低炭水化物ローフードに変えたことによって現在は上記全ての症状が消失している。

特筆すべきは、それらの未病症状が消失しただけではなく、次第に逆方向に加速し始めたことだ。疲れ難く、疲労しても回復は早く、睡眠時間は短く、日中の意識は明瞭、メンタル面もポジティブな気持ちで過ごすことができるようになった。

それぞれの未病症状の改善はどこかの時点で一気に訪れた訳ではなく、全てをはっきりと自覚するまでに2年ほどの時間を費やした。今では4〜5時間の睡眠時間で1日おきに20kmの距離を走ってもほとんど負荷を感じない。ランニングは早朝5時〜7時の間に走っているので、夜9時ごろまで1日フルに活動しても朝の疲れを終日引きずる事はない。仕事の前には30分間ジムのプールで毎日スイミングの練習もしている。バイク(ロードバイク)のトレーニングは不定期だが今では100kmという走行距離に負荷はほとんど感じず2017年の晩秋には最長1日で200kmを走行している。

なぜ、こんな事が起こり得るのか、始めは理由がわからず当惑するばかりだった。身体能力が突然アンロックされたような感覚だった。カロリーベースで考えれば1日に摂取しているカロリーはせいぜい1000kcal程度なのに空腹感を全く感じる事なく1日中エクササイズを続けてもほとんど疲労せず、夜はぐっすり眠れて翌朝には完全に回復している。日々ネットでその理由を探り、そしてある日、ついに確信に近い理由を見つけ出した。

Brendan BrazierRich RollScott Jurek、(その他多数)などのビーガン・アスリート達は植物性のダイエットのみで数々のレースに参加して数多くの実績を残している。私にとって特に衝撃的だった事は2008年にハワイで行われたBrendan BrazierのスピーチYouTube で見つけた事だった。そこで彼が語っている事は私の疑問の多くに答えを与えてくれていた。まさにジグソーパズルのラストピースを見つけたような気分だった。スピーチの内容については後日このブログの中で紹介してゆきたいと考えている。

最後に私自身のトライアスロン挑戦と、このブログを始めた動機を端的にまとめると、「食事をローフードに変えた事によって思いがけず訪れた心身の激変と、エクササイズの過程」をブログに記録して、興味を持っていただける読者の方々とその内容を共有する、ということになる。それ以外の他意は何もない。

食事は基本的に1日1食でおよそ90%以上がローフードだ。食事としては毎日、生野菜のサラダを食べている。京都では朝1食のルーチンだったが、今は食事時間を夕方に変更している。朝や日中のスナックはスムージー(ケールや小松菜と果物)、果物(生、乾燥、冷凍)、ナッツ類(生くるみ、生アーモンド、ピーナッツ)、ココナッツオイルを食べている。なので、厳密には完全な1日1食ではないかもしれない。加熱食として食べているのはサラダと一緒に食べる少量のキヌア、紅茶やコーヒーに入れる豆乳、たまにコンビニで買うおやつの芋けんぴやピーナッツ、ランの前だけにブースターとして食べる切り餅1個のみだ。

2017年夏〜2018年3月までの食事内容を下記のインスタグラムに記録しているので興味があればアクセスして欲しい。

www.instagram.com